占師AZUMA サビアン占星術シンボル解説

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当ブログで解説しているSabianAstrologyのシンボルは、非常に多面的な読み方があります。しかも、鑑定内容、占う対象によりシンボルの深度も変貌します。それに加え、アスペクトやファクター同士の関連性なども重要ですので、それこそ、読み方は無限にあります。その為、ここで述べる読み方もあくまで一例に過ぎないという事を予めお伝えしておきます。



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カテゴリ: シンボル解説・牡羊座

サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説


牡羊座27° 
【失われた機会がイマジネーションによって回復される】 

自分が達成したいものがあった場合、イマジネーション(想像力)、イメージ力によって現実化するシンボル、一度失われたとしても復元する力を象徴するシンボルです。


このシンボルをホロスコープの水星、海王星、金星などにお持ちの場合は、基本的にクリエイティブな仕事に向いていると言えます。


また、一般的な見方では失敗や挫折の中から多くの事を学び取り、次に活かす気質とも言えます。


           ホロスコープ画像 潜在意識




もともとサビアン占星術のサビアンシンボルは、人間の潜在意識、集合的無意識をシンボリックに表したものです。 私たちが認識可能な顕在意識の奥に潜む潜在意識に対し、サビアン占星術鑑定を通してアプローチすると共に可能な限り明確に認識し、セッションを通して潜在意識を動かす、もしくは、潜在意識=ポテンシャルを覚醒し有効活用することに眼目が置かれています。


日常生活、生きて行く中でどうしても上手く行かない事、どうしても改善出来ない悪い癖、習慣病、いつも同じパターンで失敗してしまう仕事、恋愛関係、何歳になっても変わらない人間関係の悩みなどの原因は、人間の奥底にある潜在意識の足枷によるところが大きく、潜在意識=サビアンシンボルに起因するケースが多々あります。


このケースも鑑定を通しアプローチし判明した潜在意識の歪みに手を加えたり、解消法を提示、実践することにより解決可能です。


イマジネーション、イメージの力、そして、潜在意識の影響力は私たちが認識しているより遥かに深甚なのです。














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サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説



牡羊座26° 
【持ち切れないほどの才能の持ち主】 


自己探求と自己発見、イメージを掘り出す彫刻家


 一般的にこのシンボルは鋭い直観力と、秀抜なアイデア、そして、それを現実的に落とし込んでいく事に関するシンボルと言われています。


牡羊座26°~牡羊座30°までのシンボル群は自己探求、自己発見と深い関りがあり、己を知る自覚のシンボルでもあります。


本当の意味における自身の本質、素質を自己認識するとも言えます。


森と雫


以前、このシンボルをお持ちのある芸術家(彫刻家)を鑑定させて頂いた事があります。


この彫刻家は、自身の意識の奥底にあるイメージ、直観を芸術作品のベースに据え、それを掘り出して行く作業を来る日も来る日も行っていました。


牡羊座26°のシンボルの現実的な良い表現例でると思います。




サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説



牡羊座25° 
【二つの場で経験を得る可能性】 




あなたの裏の顔と天賦の才


牡羊座25°のシンボルは本来、サビアンシンボルでは「A double promise」と書かれており、これは一般的に「二重の約束」と訳されています。


が、抽象性が高すぎて分かりずらいシンボルであるため、より私達の生活、日常に密着した現実的なシンボルの捉え方があるはずだと考察した結果、「二つの場で経験を得る可能性」という名称で表しました。



一言で表すと物事の理、個人の「二面性」を表すシンボルです。



理想と現実、顕在意識と潜在意識、表の顔(ペルソナ)と裏の顔(素顔)、本業と副業、ビジネスマンとしての自分と夫としての自分、女としての自分と妻としての自分、これらの二面性はあらゆる物事において臨在し、そのバランスと融合が存在の特性、環境、運命を大きく左右し、それらの型を創って行きます。
 


基本的に自身の潜在意識、特性特質、可能性、才能などの本質的な部分は裏側に属していますので、普通、人々を驚嘆させるような天才的なポテンシャルを持っている子供や、歴史を変える程の素晴らしい天賦の才を持っている人物も傍から見ても、その才華は観えませんし、その深みは窺い知れません。



子供の潜在能力





その潜在意識、潜在力こそが、人物の魅力、才能、運命を形成して行くのですが、余程の慧眼の士でない限り、人物の本質は見抜く事が出来ない為に、いつの時代、どこの国でも才能は埋もれ、真の人物は日の目を見ることなく生涯を閉じるケースが枚挙にいとまがありません。



この牡羊座25° 「二つの場で経験を得る可能性」というサビアン占星術シンボルが、己の天宮図(ホロスコープ)に内在している御方は、生まれながらに与えらえた御自身の可能性を信じ前進して頂けたらと思います。




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サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座24°  
【窓から入る風で豊饒の角の形を取るカーテン】 
An open window and a net curtain blowing into a cornucopia


豊饒の角 カーテン


◆解説

Cornucopia 
『豊饒の角』とは、ローマの豊饒の女神の名で豊かさの象徴です。


牡羊座23°が物質的に充足した豊かさのシンボルであったのに対し、牡羊座24°は精神的、心境的な豊かさと余裕を表します。


どんな環境、ポジション、運命におかれたとしても焦ること無く、嘆くことなく、成功者を妬むことなく、従容と運命を受け入れる、余裕を持って悠々と全てを受け止める心境、例え報われない状況下にあったとしても、心に余裕がある豊かな精神状態を保持することにより、結果的に物質的な豊かさを手に入れるという特性、一つの運命法則の断片を意味する力のあるシンボルです。


精神的な豊かさを物質的な豊かさに直結、リンクさせるための重要なサビアンシンボルです。


また、この牡羊座24°が情緒、感受性に影響を与える『月』、価値観、ファッションと縁の深い『金星』、芸術的な感性に磨きをかける『海王星』とアスペクトを形成している、もしくはファクターに配されている場合は、そのアンテナのような鋭敏な感受性、美に対する芸術的な才能、創作的な感性を用い何らかしらの創作、芸術活動に携わるケースが多いです。


当人の意識が物質的な創作に向かわない場合は、精神的、霊的な想像を働かせ、目に見えない世界の探求者、求道者になる傾向もあります。



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サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座23°  
【サマードレスを着た妊婦】 A woman in pastel colors carrying a heavy and valuable but veiled load



夏の少女 花飾り

◆解説

牡羊座23°を表すキーワードは、充実した生命力と物質的な豊かさ、官能性、楽天的、解放。

象徴的に解説すると、牡羊座21°「リングに上がる拳闘士」が能動的、破壊的、男性的なシンボル、牡羊座22°「あらゆる欲望を満たす園に続く門」が受容的、創造的、女性的なシンボルであり、それが牡羊座23°で結合、和合し新たな生命、子供を生み出すという流れになっています。

また、牡羊座21°~23°は官能的な度数でもあり、セックスの充足とも関係があります。

能力的、運命的な面で観ると豊かな官能性と欲望により運命が大きく発展する、または、人間の持つ本質的な衝動、欲望を浪費することなく生産的に有効活用するという形で使えるシンボルです。





 

サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座22°  
【あらゆる欲望を満たす園に続く門】 The gate to the garden of desire

◆解説

人の欲の強さを表すシンボルです。

人間の三大欲求が「食欲」「睡眠欲」「性欲」と言われている通り、生命が元来持つ自然な衝動が欲の源泉になっています。

このシンボルは、己の欲求に対し素直に従い衝動的に活動する傾向がありますので、良い意味でストレスフリーな生き方をもたらします。

現代社会に存在する欲望の多くは、三大欲求から派生し様々な形態を取っています。

供給者、生産者が新たな欲望の形を生産し、広宣することにより消費者の欲望を刺激します。

そして、反応した消費者が群がり、あらゆる欲望を満たす園に誘引され対価を支払い己の欲を満たします。

生産者、仕掛け人の立場からすれば、餌をまき罠を張り、そこに望むものを誘引するという形で使えるシンボルです。良く言えば市場、市民のニーズに応じた商品を開発、生産、提供する。新たな価値を創り提示、提供して行くと言えるのでしょうが。


資本主義社会は新たな形の欲望を生産し、それを人民に消費させることにより成立している面があります。ある意味、欲望過多社会ですが、

それを象徴するようなシンボルが牡羊座22°「あらゆる欲望を満たす園に続く門」です。



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牡羊座20°  
【冬、小鳥に餌をやっている少女】A young girl feeding birds in winter

◆解説

この牡羊座20°のシンボルは一般的に運が悪い時でもネガティブにならず、活発に前向きに行動する。または、 他者との共感を通して危機的状況を乗り切るという意味を持つシンボルです。親切心とも関係があります。

そして、「人の本質は逆境に出る」という事も暗示しています。

普通は、

「衣食足りて礼節を知る」


という古代中国の聖人・晏子の格言があるように、市民は自身の衣食住が一定基準満たされて初めて、充足感、心の余裕が生まれ、人に感謝し親切にすること、礼儀、社会的な良識を持つことが出来る傾向にあります。

ボロボロの服を着て食うものに困り、住む場所も無い状態ですと、生きること、日々の糧を得ることに精一杯で、とてもじゃないですが、他者のことに意識が向かないのが普通です。

また、心も貧しくなる傾向にあります。成功している人々を妬み、社会と自身の置かれた環境、運命に不満を抱き、本来は共に生きる協力者であるはずの人々、関係者に対しても共感できず孤立します。ストレスをぶつける事もあります。

その意識状態、言動が更に状況から抜け出すことが出来ない運命をもたらします。


「人の本質は逆境に出る」

という言葉には真実が含まれています。

逆境や試練を、天が与えてくださった好機である。人生勉強の場である。己を錬磨する為の良い機会であると捉え、逆境に対し明るく前向きに立ち向かって行くことが出来る勇者。

逆境の中でこそ、人との共感、協力、親切心を見失わない人物。

このような、人としての軸がブレない者は逆境、試練を大いなる力に変え、幸運を引き寄せることにより、運命が必ず好転します。



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牡羊座19°  
【魔法の絨毯】The Magic Carpet

◆解説

この【魔法の絨毯】というシンボルは、空想力、イマジネーションを表すシンボルです。


普段の日常生活の中では思念、意識は地に着いています。現実というモノに意識の焦点、視点が向いています。

このシンボルは普段の意識、常識から良い気味で遊離し鳥瞰的な視点から物事を観ます。

そして、イマジネーションを働かせ様々なアイデアを生み出すのが特徴です。

現実的な創意工夫、試行錯誤、実験というより、思念、イマジネーションに力点があります。



「空に想う力」と書いて空想力と言います。


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人は-

イメージを空に描くと時、良い意味で常軌を逸した発想やアイデアが浮かぶことがあります。


この空想力、イマジネーションが発端となり古代より人は、数多くの発明を生み出して来ました。



サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座18°  
【二本の木の間に張られた空のハンモック】An empty hammock

◆解説


活動と休息のバランスを取りながら力を蓄える、充電期間を表すシンボルです。

中国の儒家・孟子の言葉で表すと「浩然の気を養う」が想起されます。


行動力、知性、感性を表すファクターに、このシンボルがある人は、良い意味でマイペースな方が多いように見受けられます。

緊張とリラックスのバランスを上手に取りながら仕事、生活を営々と坦々と積み重ねて行きますので、ストレスが溜まりにくいタイプと言えるでしょう。

逆にこのシンボルを持ちながらストレスを溜めてしまっているか方、運命が思うように好転しない方は意義のある休息を取る事を推奨します。または、可能であれば少し仕事から離れ充電期間を作ると流れが好転します。


人為的ではない自然な生き方本能に従う在り方を意味するシンボルでもありますので、流れに任せると上手くいく傾向があります。

牡羊座17°は内観、自己分析と関係が深く内向的なシンボルでしたが、牡羊座18°【二本の木の間に張られたハンモック】は、生活に密着し普段できる事をやりながらも自らのペース、スタンスを維持し続けるシンボルです。



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サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座17° Two prim spinsters 
【威儀を正して座す二人の独身女性】

◆解説

静的、内向的なシンボルです。

このシンボルの二人の独身女性とは、自己と鏡に映った自分自身、自己の外見と内面を表します。

つまり、自己との対峙、内観自己認識自己分析を意味するシンボルです。


現実を直視すると共に自身の内面を見つめ、正確に自己認識を行う真摯な姿勢を表します。
その為、座禅とも関係があるシンボルです。

このシンボルを水星金星などの知性、感性、価値観を表すファクターにお持ちの方で、とても思慮深い方、明敏な知性の持ち主と何名かお会いした事があります。

正確な自己認識、分析が知性と感性の正しい発達、正確な現実認識、分析をもたらしたのだと思います。



今では、就職、転職活動中に行う定番コースに、自己分析・他己分析がありますが、奇遇にも仕事に関するファクターにこのシンボルをお持ちの方で就職支援、キャリアコンサルタントの職に就かれている方を何名か鑑定させて頂いた事があります。その方の場合ですと、「威儀を正して座す」相手が自己から他者へと変わり、相手のキャリア(現実)、内面(心理状態)を真摯に見つめ、サポートしながら仕事を展開して行くわけですからドンピシャの適職といえます。

実際に仕事のできる実力派のキャリアコンサルタントとして今でも活躍されております。


  
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牡羊座16° Brownies dancing in the setting sun
【夕日の中で踊る自然霊】

◆解説

このシンボルは元来、『自然の中での憩い』を表します。普段の忙しい仕事、日常空間から少し離れてリラックスする、有意義な休暇を取ることの意義を問いかけています。

牡羊座16°がコミニュケーションや、人間関係を表すファクターにある方は、タイプとしてのんびりした方、良い意味で脱力した方、癒し系の方が数多く見受けられます。

また、IC4室を始めとする家庭環境職場環境にこのシンボルを持つ方は、住空間を都市部を離れた自然豊かな土地に定めることで運命が好転する傾向があります。



■占い鑑定 末期癌を宣告された、余命1年の男性


10年以上前に東京都にお住まいの方で、末期癌を宣告された男性が鑑定でいらっしゃいました。ドクターの診断では余命1年あるかどうか。医療ではもう手の施しようがない段階でした。

その紳士が私のもとに訪れた時は、顔に死相があり、まさに命の灯が消える前段階でした。

鑑定をしたところ4室に、このシンボルがありました。元々は田舎の生まれで自然に囲まれた所で生活したかったそうですが、自営業(商店)の関係で仕事がら都市部に居を構え、長年仕事を行う必要がありました。

それが、紳士の寿命を縮めたのかもしれません。

私は鑑定の中で男性の命が希求する本当に住みたい、自然豊かな田舎への移住を推奨しました。
その中で生きるのが運命的にもっとも自然な流れです。


その後、男性は入院生活を選択せず商店を閉め、ある美しい自然のに囲まれた里山に御夫婦で居を構え、前からやりたかった野良仕事をしながら余生をゆったりと送り始めました。


里山の秋 収穫風景


それから、1年が経ち、2年、3年と経過し、その土地で男性は風と土、雨と共に生き、余生を大好きな自然に囲まれた土地で、好きなことをしながら送りました。


運命、生命が本来の力を取り戻しました。


東京に居る男性の主治医は、その経過を見て首を振り、ただただ吃驚したそうです。


余命1年と宣告された男性は延命し、結果的に約7年間、ゆったりと生き抜き、そして周りの御親族が驚く程、苦しまず静かに穏やかに人生の幕を閉じたそうです。


お亡くなりになる半年前に、わざわざ御礼で私のもとを訪ねて来られました。


その際、1歳になるお孫さんの写真を見せてくれました。

「生きてなけりゃ、可愛い、可愛い孫の顔を見ることも出来なかったよ。」

その時見せた笑顔と嬉し涙は、満たされた人生の瞬間を表すものでした。



新たな命が生まれ、そして季節(時間)と共に消えて行く。
占星学は時間学でもあります。


サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座15° An Indian weaving a blanket
【儀式用の衣装を織るインディアン】

◆解説

このシンボルにおける儀式用の衣装、織物は生産活動、そして一つの理想の象徴として捉えます。

その理想を実現するために腰を据えて事に取り組む姿勢、準備遺漏なく行い一つ一つの仕事を抜かりなく確りと編み上げるシンボルです。

シンプルにまとめると『準備の大切さ』を意味します。


エイブラハム・リンカーンの名言(アメリカ合衆国第16第大統領)

『木を一本切るのに8時間ももらえるのなら、
私は最初の6時間を斧を研ぐのに費やす。』


エイブラハム・リンカーン 画像


このシンボルを仕事、天職を表す水星、MC、6室などに持つ方は、確りとした目標、理想を持ち、それを成し遂げようとするならば、まず自身を磨き実力を蓄える。そして、仕事、事業を始める前の準備を万事遺漏なく行う事を意識して取り組まれると運命が拓きます。


普段の準備の大切さを伝える名言は他にもあります。


『偶然は、準備の出来てない人を助けない。』 

ルイ・パスツール(フランスの生科学者・細菌学者)



『人間は何事にも、出番を待つ間の修行が大切である。そして、焦らず、怠らず、
いつ出番が来てもいいように用意万端整えておかねばならぬ。』

 石田退三(元トヨタ自動車社長)



かの戦国時代の名将、風林火山の旗印で有名な武田信玄は、勢力を拡げる為にネットワーク、人脈を着々と作って行くと共に、徹底した情報収集と綿密な分析を基にシュミレーションを行い、あらゆる状況を想定しながら計画の立案を行っていました。そして、戦を始める時は既に勝利する事が確定している段階になって初めて戦闘を開始したと伝えられています。




サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座14° A serpent coiling near a man and a woman
【男女の傍らでトグロを巻く蛇】

◆解説

このシンボルは男女間のいざこざ、嫉妬、不倫、三角関係を表すシンボルです。 

また、切りたくても切れない縁、腐れ縁とも関係があります。


牡羊座14°【男女の傍らでトグロを巻く蛇】が、

恋愛と関係のあるジュノーやパートナー関係を表すDES

そして家庭環境を表すIC4室にあるケースが時々見受けられますが、まず殆どの方の場合、ドロドロした男女関係大変な夫婦関係になっています。


このシンボルが上記の位置にあるケースだけではなく、恋愛、パートナー関係を表すファクターとアスペクトを形成する箇所にある場合も多々ありますので要注意です。

 
勿論、悪く出る面ばかりではなく男女間の無理解、葛藤、欲望の充足を経て、その経験が智慧へと深化して行くシンボルでもあります。

男女の事が割合上手くいき満たされている方よりも、冷め切った夫婦関係、度重なる夫婦喧嘩、離婚経験などを体験されている人物の方が、その人生経験を基にした含蓄のある見解を語られるケース、人物に深みが出るケースが多々あります。


かの世界的に有名な哲学者ソクラテスの妻クサンティッペは悪妻と言われています。
(奥様の側に立てば、夫であるソクラテスにも問題有だと思いますが)
偉大な哲学者である夫を全く理解できず、只の役立たずと思っていました。
外に出ていたソクラテスが帰宅した際、いきなりバケツの水をぶっかけたりしていました。

哲学者 ソクラテスの名言

『悪妻を持つと人は哲学者になる。』
 

今まで様々な占いのご依頼、ご相談を受け賜って参りましたが、恋愛問題の鑑定、解決の難易度はやはり高いです。軽薄な、恋愛とも呼べないような男女関係は占うまでもありませんが、根深い男女間のいざこざ、愛の中には重要な社会問題が背景にあり、社会の形そのものが反映されているパターンが事実としてあります。特に血脈の問題が絡んで来ると尚の事やっかいです。男女関係の中に世の雛形、モデルケースが集約されている側面がありますので非常に大変なのです。

真の意味で男女の相性鑑定を行い、恋愛問題を解決する事が出来る占師、カウンセラーがもしいるとすればその人物は凄腕の持主といえるでしょう。




 

サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座13° An unsuccessful bomb explosion.
【不発弾】

◆解説


”蒼天すでに死す 黄天まさに立つべし

 歳は甲子に在りて 天下大吉”



中国、三国時代の先駆けとなった黄巾(こうきん)の乱の反乱軍がスローガンとして掲げた言葉です。

当時、国政は我利我欲の官と王宮により腐敗し尽し、過酷な重税により民は塗炭の苦しみの中で生活していました。それを命を賭して改革せんとした数少ない義人義臣は、既得権益を守る権力者達に冤罪を被せられ処罰されるような時代でした。

そして、国政を始めとする世の腐敗に天が怒り、あらゆる天変地異が国内で多発します。

日本における王宮革命、真の民衆革命は存在せす、

そんな時代背景の中で民の怒り、不満は爆発します。


13数は元来【革命数】であり、牡羊座13°【不発弾】は民衆レベルにおける革命、暴動、動乱を表しています。


個人として鑑みると、斬新な革命的思想を持っている先鋭的な人物に良く見られるシンボルです。


また、男女関係恋愛絡みでこのシンボルが出ると、それはそれは大変な事になるケースが多々あります。





 

サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座12° A flock of wild geese.
【雁の三角型飛行】

◆解説

牡羊座12°は訳者、占星術師により解釈が分かれるシンボルです。
【野生の鴨の群れ】と訳すケースもありますが、鴨か雁かはあまり大きな問題ではありません。

このシンボルを読み解くポイントは、以心伝心チームワークです。

牡羊座11°が人間のリーダーによる指導、人為的な統率を意味するのに対し、牡羊座12°は自然な流れでチームワークが形成され、統率されて行く様を表しています。チームの構成員各々が、各自の分担、立ち位置を正確に捉え役割を果たして行きます。

プロフェッショナル集団、組織を想起すると宜しかと思います。選手が広いフィールド上で組織的に動き、得点を上げて行く強豪サッカーチームなどもこれに当て嵌まります。

個人として、このシンボルを個の性格、能力を表すAsc、1室、コミニュケーションと関係のある3室、Des等に持つ組織員に対しては、人為的に管理、指導するよりも、あまり干渉せず、自然なコミニュケーションを通じての信頼関係の構築に重点を置くのが宜しいかと思います。

サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座11° The president of the country.
【一国の支配者】

◆解説

キーワードは、公と私の関係、集団への帰属、リーダーシップ、権力欲。


牡羊座9°までは、意識の焦点は個人にあり、個の特性、能力、意識状態と関係の深いシンボルばかりでしたが、牡羊座10°から社会性、公共性が生じます。

この度数は社会的、集合的、制度的な圧力に対する個の関わり方、関係性を意味します。

子供が学校に行くようになっ て、初めて集団の中における個人の在り方に気づくように、集団と個の関係性から生ずる摩擦を表すシンボルでもあるので、学校や会社組織といった集団に馴染めない方、または葛藤がある方に良く見られるシンボルです。

その反面、様々な葛藤を乗り越え克服し、個を研磨し集団の中における実力者にまでなられた方は、牡羊座10°【一国の支配者】というシンボルの持つパワーが十全に発揮され、実力者として人を束ねる立場に就きます。力のある人間を中心にし て集団が統率されていく現実は、野生動物の世界、人間社会、政治の世界においても共通の原理です。

その意味で、権力という原理原則を知りそれを行使すること。そして、その力を欲する権力欲と非常に関係の深いシンボルです。



サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座10° A man teaching new forms for old symbols.
古いシンボルに新しい意味を与える男

◆解説

教師が伝統的なイメージに対して新しい象徴的な形態を与える。

キーワードとしては、時代への適合性。教育への熱意と工夫。研究成果の発表までの過程。

自分が発見した原理原則、法則、抽象的な概念などを弟子や世に伝えようとするが、分かり易くシンプルにすることに苦労するシンボルでもあります。

一般的には「教育者、研究者の苦悩を表す」シンボルです。
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stefan90 / 123RF 写真素材


教育者、研究者の方で、このシンボルが水星、木星、ASC、MC等の仕事、能力、教育に関するファクターや、3室(情報)、6室(仕事)、8室(研究)、9室(教育)のカスプに配されているケースが多く見られます。

勿論、職業に限らず自身で掴んだアイデア、手法を人と世に伝えるために創意工夫を重ねる方にも散見されます。


私の同級生の数学者もこのシンボルを持っていました。

異常な程の集中力を持った研究熱心な方で、その分野において新進気鋭、世界的に有名な教授です。



サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座9° A Grystal gazer.
水晶を凝視する人

◆解説

このシンボルは別名、【水晶占い師】とも言われています。

シンボルを表すキーワードとして、全体の把握観察眼傍観者霊的直感力などがあげらえます。


事象を全体的に把握できる能力があり、鋭い観察眼で世界を見つめます。



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鑑定をさせて頂いたお客様で経営をされている方で、このシンボルをお持ちの方が複数いらっしゃいましたが、世界の動向と市場、顧客のニーズ、自身の組織全体を明確に把握すると共に、確りと今後の動向、推移を観察、予測し、そして未来ヴィジョンを明確に描くという形で使われていました。

水晶という球体は、全体性を象徴しており、物事を俯瞰的に観察することの象徴です。


未来や流行を透視したり、集中・凝視、熟考したりする能力の発達も暗示しています。このシンボルを主要なファクターに持つ人は、やはり透視力などが発達してくるケースが多いです。占い師にも多く観られる度数です。



サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座8° A large hat with streamers flying, facing east.
東風に翻る大きな婦人帽

◆解説

SabianAstrologyのシンボルは、非常に多面的な読み方があります。しかも、鑑定内容、占う対象によりシンボルの深度も変貌します。それに加え、アスペクトやファクター同士の関連性なども重要ですので、それこそ、読み方は無限にあります。その為、ここで述べる読み方もあくまで一例に過ぎないという事を予めお伝えしておきます。

牡羊座8°「東風に翻る婦人帽」というシンボルは、能力、スキルの面で読むと、洞察力、世界と人の動きを「読む」能力、兆しを掴む力を意味するシンボルです。

身の回りの環境や自然界、社会情勢を観察することで、その背後にある法則性や、これから起こりうる事象を未然にキャッチするシンボルです。非常に敏感な感受性を持っているので、周囲の状況に影響を受けやすい部分もありますが、マスメディアやインターネッ上に無い情報を掴むことが出来る力を持ちます。

また、霊的な面では人間には目に見えない世界がある、科学的には識別、解明不可能な領域があるという気づき、霊的なものへの意識、様々な目に見えない力に対しての識別力や判断力を意味します。


シンプルに総括すると予知能力兆しを掴む力を表すシンボルと言えるでしょう。


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サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座7° A man succesfully expressing himself in two realms at once.
2つの存在領域で同時に自己表現するのに成功した男

◆解説

哲学的な解釈ですと、「二律背反的な原理の間を往来することで、運命にダイナミックな振幅を作り出す。」という意味合いを表すシンボルになります。

全体として平穏で安定した生き方でなく、劇的なうねりの大きな人生になりますが、いつまでもイキイキとした感性が失われないタイプです。

このシンボルがバックボーンとしてある方、主要ファクターに組み込まれている方は、本業と副業を掛け持ちされているケースが多々ありまし、コミュニケーションが非常に上手な方がいらっしゃいます。

また、プライベートにおいても仕事と趣味、遊び、スポーツ等の時間、空間をきっちり区切って、メリハリのある生活をされます。

交渉事においても政治的、経済的、社会的な立場などの観点、損得勘定、立ち位置から対極に位置する相手との関係性を折衝により交流を作り出すシンボルでもあります。




サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座6° A square brightly lighted on one side.
一辺が明るく照らされた四角

◆解説

四角形は空間、領域を表す一つの象徴です。勿論、四大元素(ギリシャ語:Τέσσερα στοιχείαとも関係があります。この世界の物質は「火・風・水・土」の四元素から構成されているとする理論、思想であり、古代より西欧思想の根幹の一つをなしてします。

個人の占い、ホロスコープ鑑定に適応させた場合、個の才能、特性がスポットライトを浴びて発露、顕現する直前の状況を表しています。

牡羊座は火のサインであり、個人の特性を表す1室に対応していますので一辺が明るく照らされた四角のシンボルは、文字通り個が覚醒するまでのプロセスを表すとも言えるでしょう。

このシンボルをASC(1室のカスプ)に持つ、ある有名な舞台俳優さんの鑑定を行ったことがあります。

絵柄として舞台が四角であり、俳優さんはスポットライトを浴びて照らされていますので、ドンピシャの業種選定です。鑑定時に二人で快心の笑みを浮かべたのが印象に残っています。占うまでもなく今までの人生、役者という仕事の錬磨の中で個の特性、可能性に気づき、それを発揮しながら日々生きているのですから素晴らしいことです。理想の状態です。その俳優さんは、長年続けている仕事面で悩んでいましたが鑑定を受け、「私の選んだ道は間違っていなかった。」と深く頷き自信を取り戻しました。

本当に一生懸命に毎日、努力されている方、個を研磨されている方は、自身が持つ運命の力、内在する特性を発揮され充実した運命を創造しています。

上記は典型的な鑑定例ですが、四角形は、国家、社会、組織などの枠組みも表しているので、シンボルとファクターの関連性、アスペクトによっては組織の中で活躍されている公務員、会社員の方にも良く見られるシンボルです。

占い、ホロスコープ鑑定は、より良き人生を歩む為の一つの指針であり、個人のマネジメント行う為の良きツールです。御本人の努力次第で運命は改革する事もできますので、上手に活用して頂けたらと思います。

サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座5° A triangle with wings.
【羽を持った三角形】

◆解説

このシンボルにおける三角形は現実そのもの、原理原則、全体性を表します。

数秘術においても1、2、3という『数』には、それぞれ固有の概念や法則性があり、3という数にも様々な意味があります。

この三角形には羽が付いており、この羽は精神性、理想に対する憧れを表します。牡羊座は火のサインであり、このシンボルをホロスコープのポイントに持つ方は、現実離れした理想を描くケースがしばしばあります。

しかし、三角形=現実生活、現実的な感覚の部分は安定していて地に足が着いていますので、現実と理想の葛藤の中で生きていく状況を表しているとも言えます。


5年前の夏に、ある看護師さんのお悩み相談があり占いました。
その方は、とても真摯な方であると共に医療のお仕事に対する情熱、理想を持っていました。しかし、現場の人間関係、医療産業の実情、裏側、仕事内容と自身の持つ理想のギャップに悩まれていました。ホロスコープを鑑定したところ、社会的な役割、天職を表す「MC」が牡羊座5°【羽を持った三角形】でした。お互い非常に納得すると共に、鑑定の中で解決策を探りコンサルティングをさせて頂きました。

看護師さんは、始め転職も視野に入れていましたが、自身の適性と今後の方針、解決策を知り試練を乗り越え、現在も医療という非常にシビアで高尚な仕事に真摯に向き合い、日々現場で戦っています。

このシンボルは理想を実現させる為に生きるシンボルでもあります。


サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座4° Two lovers strolling through a secluded walk.
【二人だけの散歩を楽しむカップル】

◆解説

パートナー、カップルが二人の空間で共鳴し、共に楽しみ、親密度を深めていくシンボルです。
文字通り恋愛系、「出会い」のシンボルですので恋愛、パートナーとの相性関連の占断で非常に眼にするシンボルです。

そして、このシンボルは『出会いの持つ神秘性』も表しています。

かの有名な心理学者 カール・ユングの言葉

『人と人との出会いは、一種の化学反応のようなもの。二人が本当に出会う時、お互いが変容する。』
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このシンボル【二人だけの散歩を楽しむカップル】は、男女の出会いに限定せず、お互いを成長させてくれるような、何らかしらのパートナー関係、人生を変えてしまうような素敵な出会いを表すシンボルです。

ちなみに占星術では、カップルがお互いのホロスコープを重ね合わせ、二人の星の位置、アスペクトを観て相性、パートナー関係を占う鑑定法があります。

これは、本当にドンピシャの凄い鑑定技術で、男女関係、夫婦関係、仕事上のパートナー関係などが、見事に鑑定出来ますし、そのパートナー関係における問題点、改善点を的確に表出させ、解消させる大きな一助になります。勿論、関係性を発展させ、より充実した幸せな人生を送れるようにする為のポイントも鑑定出来ます。

性的な相性、精神的、性格的相性まで、ベースの部分は星の位置に表れているのですね。

私も今まで数えきれない程の恋愛のお悩み、ご夫婦のお悩み、相性鑑定を行ってきましたが、本当に人と人との関係は不思議です。

男女のことですから、綺麗ごとばかりではありませんが、少なくとも占星学においては、


星が導いたような運命的な出会いは存在します。

人と人との縁は神秘そのものです。

















サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座3° The cameo profile of a man in the outline of his country.
【カメオの肖像が男の母国を明らかにする】

◆解説

カメオとは、貝殻、大理石、瑪瑙などに浮き彫りを施した工芸品・装飾品です。カメオの起源は紀元前3世紀、ギリシャ時代に装飾品をはじめ、お守りなど神聖なものとして使われていたことが始まりと伝えられています。

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画像引用http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A1%E3...


牡羊座3°The cameo profile of a man in the outline of his country.
【カメオの肖像が男の母国を明らかにするとは、

古い記憶、源流が明らかになる事であり、潜在的なものが顕在化してくるシンボルでもあります。また、文化、技術の継承とも関連があり、個人の事象に適応させた場合、イメージ的には「デジャヴ」を想起させるシンボルです。

【補足】
デジャヴ(フランス語:déjà-vu)とは、ある一つの光景を見てそれを前にも見たことがあると錯覚する現象。基本的には記憶の中にある昔の映像と今見ている映像が脳内で関連付けられたにもかかわらず、その昔の記憶の詳細(場所、時間)を思い出せない場合に生ずる違和感がその正体と言われています。日本語では既視感(きしかん)という言葉があります。

10年以上前のお話し―
ある就活に悩む大学生を鑑定しました。大手企業に入社希望でしたがなかなか上手くいかず、これからの未来どうすればよいのか暗中模索していました。鑑定したところ、水星がこのシンボルでした。勿論、一つのファクターだけではなく複合的、俯瞰的に鑑定、考察を行い「有名、無名問わず、老若男女、数多くの人々が一生懸命に生きた証である『歴史』を研究する道、私たちの『心』のバックボーンである文化の伝承に関わる仕事に適性、才がありますよ。」と助言させて頂きました。その青年は、言葉を聞いた瞬間「ハッ」として何かが覚醒したらしく、悩みを抱えた憂鬱な表情が一瞬で晴れやかになり、元々子供の頃から歴史好きで、今は古文書漁りが趣味ということを笑顔で楽しそうに話してくれました。

その方は現在、ある大学の研究室で歴史、文化の研究をされています。
好きなことをして生きられるというのは大変素晴らしい事です。

また、自身の適性、天職を知ることは本当に幸せなことですね。

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サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座2° A comedian entertaining a group.
【人間の真の性質を明かす喜劇役者】

◆解説

このシンボルを観て最初に想起するのは、数々の傑作コメディ映画をクリエイトした「喜劇王」の異名をもつ、Charles Chaplin(チャールズ・チャップリン)です。子供の頃から大変な苦労人として知られ、人生の辛酸を嘗め、そして本当の意味で人の喜怒哀楽を知っていたチャップリンは、

人と社会の奥に潜む思念喜怒哀楽の感情、そして、その本質を作品の中で笑いと共に表現しました。

または、劇作家、脚本家としてだけではなく、教育家、政治家、ジャーナリストとしての顔を持つ、
George Bernard Shaw(ジョージ・バーナード・ショー)を思い出します。
イギリス近代演劇の確立者として精力的に作品を書き続け、94歳で没するまでに53本もの劇曲を残し、「他に類を見ない風刺に満ち、理想性と人間性を描いた作品を送り出した」として1925年にノーベル文学賞を受賞しました。

このような、典型的な例、偉大な人物ばかりではなく、この牡羊座2° A comedian entertaining a group.
【人間の真の性質を明かす喜劇役者】というシンボルは、「喜怒哀楽の中に人と世の真実を見出す」という私たちの日常生活と密着していながら、深い哲学的な概念を含有するシンボルではないかと感じます。

そして、ユーモア精神を表すシンボルでもあります。

この牡羊座2°のシンボルが仕事に関するファクターにある、ビジネスマンの方を鑑定した事があります。非常に魅力的なお人柄でユーモアセンスに溢れてました。子供のころから大変な苦労をされた方ですが、それを表面には出さず、その笑顔と人を笑わせる、喜ばせるユーモアの中に内包する人物でした。

一つの占いを通して素晴らしい出会いがあります。




サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座1° A woman rises out of water, a seal rises and embraces her.
【海から上がったばかりの女がアザラシに抱かれている】

◆解説

海は人間の潜在意識、無意識とも関連がある事象、キーワードです。

まだ、自己に気づいていない無意識の状態=海から上がり覚醒した、シンボルとしての女性が、再度、海の生物であるアザラシに抱かれている絵柄です。

このシンボルは、サラリーマンの仕事に例えるならば、社会人一年生が志望会社に入社したものの、まだ研修中という事もあり、上司から命じられた仕事を言われるままに夢中で行っている状態に似ています。

会社組織という集団に属しているものの、その仕事及び自身が、全体の中でどのような位置づけなのか分らないまま受け身でいる状況です。

数年前、実際にこのシンボルがDesにある方の鑑定をした際、その方は社会の中、会社の中でどのように物事に対して行けば良いか、コミニュケーションを取っていけば良いか大変悩まれていました。
しかし、鑑定の中で、その方はヒントを掴みました。その後、バリバリと仕事をされて、人間関係も着々と構築し今では起業されています。先日も、順調にビジネスが進捗しているという嬉しいメールが届きました。



【補足説明】

サビアン占星術 SabianAstrologyとは?

西洋占星術のチャート判断技法、鑑定方法の一つのジャンル。

ホロスコープを12の部屋に分け、惑星の配置、アスペクトを基に鑑定する技法に加え、
牡羊座1°~魚座30°までの度数を360パターンに細分化し、それぞれの度数にシンボルを
与えるのが特徴。

1925年、アメリカの神秘学研究家、マーク・エドモント・ジョーンズと女性詩人にしてチャネラーの
エリス・フィーラーの2人が、チャネリングによってシンボルを具現化し体系化しました。
そして、20世紀最大の占星術研究家、ディーン・ルディアによってシンボル研究、解読が進められ
それが基礎となり構築された比較的新しい占星術です。


サビアン占星術による鑑定


い わゆる12星座はそれぞれ30度に分割されており、全天は360度の円形になっていますが、ジョーンズはその1度ごとに特別な意味、固有の性質があると考 えました。360あるサビアン占星術のシンボル1つ1つを正しく理解すれば、従来の占星術を用いて得られる鑑定、予測がより緻密で深みを増します。

360°全ての度数に詩文、イメージが配されており、そのシンボルの持つ意味と、度数の数字がもつ本質的な意味を重ね合わせ鑑定者の鑑定内容に投射し考察します。

サビアンシンボルという象徴的なイメージは、それぞれ、内在する人間の集合的無意識の断片であという捉え方もあり、非常に深く、そして的確な鑑定を行えます。

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