サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座２２°　　
【あらゆる欲望を満たす園に続く門】 The gate to the garden of desire

◆解説

人の欲の強さを表すシンボルです。

人間の三大欲求が「食欲」「睡眠欲」「性欲」と言われている通り、生命が元来持つ自然な衝動が欲の源泉になっています。

このシンボルは、己の欲求に対し素直に従い衝動的に活動する傾向がありますので、良い意味でストレスフリーな生き方をもたらします。

現代社会に存在する欲望の多くは、三大欲求から派生し様々な形態を取っています。

供給者、生産者が新たな欲望の形を生産し、広宣することにより消費者の欲望を刺激します。

そして、反応した消費者が群がり、あらゆる欲望を満たす園に誘引され対価を支払い己の欲を満たします。

生産者、仕掛け人の立場からすれば、餌をまき罠を張り、そこに望むものを誘引するという形で使えるシンボルです。良く言えば市場、市民のニーズに応じた商品を開発、生産、提供する。新たな価値を創り提示、提供して行くと言えるのでしょうが。


資本主義社会は新たな形の欲望を生産し、それを人民に消費させることにより成立している面があります。ある意味、欲望過多社会ですが、

それを象徴するようなシンボルが牡羊座２２°「あらゆる欲望を満たす園に続く門」です。