占師AZUMA サビアン占星術シンボル解説

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当ブログで解説しているSabianAstrologyのシンボルは、非常に多面的な読み方があります。しかも、鑑定内容、占う対象によりシンボルの深度も変貌します。それに加え、アスペクトやファクター同士の関連性なども重要ですので、それこそ、読み方は無限にあります。その為、ここで述べる読み方もあくまで一例に過ぎないという事を予めお伝えしておきます。



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サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座12° A flock of wild geese.
【雁の三角型飛行】

◆解説

牡羊座12°は訳者、占星術師により解釈が分かれるシンボルです。
【野生の鴨の群れ】と訳すケースもありますが、鴨か雁かはあまり大きな問題ではありません。

このシンボルを読み解くポイントは、以心伝心チームワークです。

牡羊座11°が人間のリーダーによる指導、人為的な統率を意味するのに対し、牡羊座12°は自然な流れでチームワークが形成され、統率されて行く様を表しています。チームの構成員各々が、各自の分担、立ち位置を正確に捉え役割を果たして行きます。

プロフェッショナル集団、組織を想起すると宜しかと思います。選手が広いフィールド上で組織的に動き、得点を上げて行く強豪サッカーチームなどもこれに当て嵌まります。

個人として、このシンボルを個の性格、能力を表すAsc、1室、コミニュケーションと関係のある3室、Des等に持つ組織員に対しては、人為的に管理、指導するよりも、あまり干渉せず、自然なコミニュケーションを通じての信頼関係の構築に重点を置くのが宜しいかと思います。

サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座11° The president of the country.
【一国の支配者】

◆解説

キーワードは、公と私の関係、集団への帰属、リーダーシップ、権力欲。


牡羊座9°までは、意識の焦点は個人にあり、個の特性、能力、意識状態と関係の深いシンボルばかりでしたが、牡羊座10°から社会性、公共性が生じます。

この度数は社会的、集合的、制度的な圧力に対する個の関わり方、関係性を意味します。

子供が学校に行くようになっ て、初めて集団の中における個人の在り方に気づくように、集団と個の関係性から生ずる摩擦を表すシンボルでもあるので、学校や会社組織といった集団に馴染めない方、または葛藤がある方に良く見られるシンボルです。

その反面、様々な葛藤を乗り越え克服し、個を研磨し集団の中における実力者にまでなられた方は、牡羊座10°【一国の支配者】というシンボルの持つパワーが十全に発揮され、実力者として人を束ねる立場に就きます。力のある人間を中心にし て集団が統率されていく現実は、野生動物の世界、人間社会、政治の世界においても共通の原理です。

その意味で、権力という原理原則を知りそれを行使すること。そして、その力を欲する権力欲と非常に関係の深いシンボルです。



サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座10° A man teaching new forms for old symbols.
古いシンボルに新しい意味を与える男

◆解説

教師が伝統的なイメージに対して新しい象徴的な形態を与える。

キーワードとしては、時代への適合性。教育への熱意と工夫。研究成果の発表までの過程。

自分が発見した原理原則、法則、抽象的な概念などを弟子や世に伝えようとするが、分かり易くシンプルにすることに苦労するシンボルでもあります。

一般的には「教育者、研究者の苦悩を表す」シンボルです。
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stefan90 / 123RF 写真素材


教育者、研究者の方で、このシンボルが水星、木星、ASC、MC等の仕事、能力、教育に関するファクターや、3室(情報)、6室(仕事)、8室(研究)、9室(教育)のカスプに配されているケースが多く見られます。

勿論、職業に限らず自身で掴んだアイデア、手法を人と世に伝えるために創意工夫を重ねる方にも散見されます。


私の同級生の数学者もこのシンボルを持っていました。

異常な程の集中力を持った研究熱心な方で、その分野において新進気鋭、世界的に有名な教授です。



サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座9° A Grystal gazer.
水晶を凝視する人

◆解説

このシンボルは別名、【水晶占い師】とも言われています。

シンボルを表すキーワードとして、全体の把握観察眼傍観者霊的直感力などがあげらえます。


事象を全体的に把握できる能力があり、鋭い観察眼で世界を見つめます。



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鑑定をさせて頂いたお客様で経営をされている方で、このシンボルをお持ちの方が複数いらっしゃいましたが、世界の動向と市場、顧客のニーズ、自身の組織全体を明確に把握すると共に、確りと今後の動向、推移を観察、予測し、そして未来ヴィジョンを明確に描くという形で使われていました。

水晶という球体は、全体性を象徴しており、物事を俯瞰的に観察することの象徴です。


未来や流行を透視したり、集中・凝視、熟考したりする能力の発達も暗示しています。このシンボルを主要なファクターに持つ人は、やはり透視力などが発達してくるケースが多いです。占い師にも多く観られる度数です。



サビアン占星術『SabianAstrology』シンボル解説

牡羊座8° A large hat with streamers flying, facing east.
東風に翻る大きな婦人帽

◆解説

SabianAstrologyのシンボルは、非常に多面的な読み方があります。しかも、鑑定内容、占う対象によりシンボルの深度も変貌します。それに加え、アスペクトやファクター同士の関連性なども重要ですので、それこそ、読み方は無限にあります。その為、ここで述べる読み方もあくまで一例に過ぎないという事を予めお伝えしておきます。

牡羊座8°「東風に翻る婦人帽」というシンボルは、能力、スキルの面で読むと、洞察力、世界と人の動きを「読む」能力、兆しを掴む力を意味するシンボルです。

身の回りの環境や自然界、社会情勢を観察することで、その背後にある法則性や、これから起こりうる事象を未然にキャッチするシンボルです。非常に敏感な感受性を持っているので、周囲の状況に影響を受けやすい部分もありますが、マスメディアやインターネッ上に無い情報を掴むことが出来る力を持ちます。

また、霊的な面では人間には目に見えない世界がある、科学的には識別、解明不可能な領域があるという気づき、霊的なものへの意識、様々な目に見えない力に対しての識別力や判断力を意味します。


シンプルに総括すると予知能力兆しを掴む力を表すシンボルと言えるでしょう。


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